ヌック管水腫(Nuck管水腫)の体験談〜しこり発見から診断確定まで〜

ヌック管水腫の体験談

聞きなれない病名「ヌック管水腫」。
ヌック管水腫かも?とお悩みの方に参考になればと思い、私の体験談を書きました。

この記事を読んでくださっている方にまずお伝えしたいのは、「ヌック管水腫」は命に関わる病気ではありません。自然治癒は見込めないので手術は必要になりますが、治る病気です!どうぞ安心して読み進めてください。

ヌック管水腫ってどんな病気?

ヌック管とは、まだお母さんのお腹の中にいる時(胎生期)に作られる管で、子宮を形成するのに必要となるものです。なので女性に特有のものと言えます。

通常は、胎児のうちか、もしくは乳幼児期に無くなるものですが、時々体内に残っている場合があり、更にその残ったヌック管に液体が貯まって膨らみ、しこりとして触るものが、ヌック管水腫です。

子宮を形成するものであるという性質上、ヌック管内部に、子宮内膜症がある場合や、とっても稀ですが、水腫が悪性化する場合もあるそうで、見つかった場合は手術して切除するのが望ましい、とされています。(私が病院で受けた説明を基に記載しています)

ヌック管水腫 はじまり 足の付け根にしこり?鼠径ヘルニアか?

しこりを発見

ある日お風呂に入っている時のこと。右下腹部、足の付け根あたりを洗っていると「ポコッ」と何かが触ることに気づきました。え?!しこり?!何?!とビックリ。
大きさはそら豆位の感覚でした。

お風呂から出て、慌ててインターネットで検索すると、鼠径ヘルニアっぽい・・・?場所的に言うと「内そけいヘルニア」です。

でも、その「内そけいヘルニア」は”中年以降の男性に多い”と書かれています。
私、30代後半女性。。。

そけいヘルニア・・?

何か違う気がする・・・そけいヘルニアなら病院は外科だけど、これはどこの病院へ行けば良いのか、悩んだ末、まずは産婦人科に行ってみることにしました。

この時のしこりは、普通に立った状態や、寝転がった状態で触っても分からない程度。立った状態でお腹に力を入れる(腹圧をかける)と、触る、という感じでした。

ヌック管水腫 産婦人科受診 リンパの腫れ?

しこりに気づいた数日後、近所の産婦人科を受診しました。

産婦人科で診察

立った状態で腹圧をかけないと分からないと話をしたものの、産婦人科ということもあってか、仰向けの状態で触診、先生は「うーん、全然分からない」との事。
炎症がないか調べましょう、と血液検査を受けて帰宅しました。

しこりの原因は分からず、経過観察

その後結果を聞きに行きましたが、血液検査は問題なし、場所的に鼠径ヘルニアでもなさそうだし、リンパが一時的に腫れているのかな?との診断。
大きくなったと感じたり、痛みが出てきたら、また受診してください、と結局原因は分からず終了しました。

ヌック管水腫 内科受診 大きい病院で診てもらったほうが良い

産婦人科受診から、何と一年間、そのまま放置していた私。
本来心配性の小心者なので、なぜ長期間放っておいたのか、今となると謎ですが、恐い病気だったらどうしよう、と無意識に考えないように避けていたのかもしれません。

時々、気になっては自己チェック

とはいえ、時々気になっては触ってみて、しこりがあるなぁと思いながらまた時が過ぎ・・・を繰り返した一年間で、ずっと何だか喉に小骨が引っかかっているような感覚でした。

その一年後のきっかけはやはりお風呂で、しこりのある場所を触った時のこと。
あれ?大きくなってる?と感じたのです。実際どうだったのか、私の感覚でしかないので分からないのですが、でももう一度病院に行こう!と、この時思い立ちました。

再度病院へ、今度は内科

前回は近所の産婦人科でした。
今度はもっと大きい病院で検査をしたいと思いましたが、紹介状がないと大きい病院は受診が難しいと考え、まずは近所の内科に行くことにしました。

大病院への紹介状

その内科の先生はいかにもベテランという感じの男性医師。
私が症状を話すと、一年も放っておいた?!と驚きながらも、鼠径ヘルニアならば産婦人科の先生では分かりづらいかも知れないという事、一度大きい病院で診てもらったほうが良いことなどを説明してくれました。

そしてもし鼠径ヘルニアの手術をするなら、内視鏡でやってくれる所がいいね、と病院を選んで紹介状を書いてくれました。

ヌック管水腫 総合病院の消化器外科受診その1 触診の後、腹部超音波検査

近所の内科受診から5日後、紹介状を手に総合病院の消化器外科を受診。

  • 普段の立った状態や仰向けの状態ではしこりに触らない
  • 立ってお腹に力をいれる(腹圧をかける)とポコっとしたしこりが右下腹部にある
  • 痛みはない
  • 一年前から症状があるが、ここの所大きくなったように感じる
ということを伝えました。

触診

仰向けの状態と立って腹圧をかけた状態で、触診。
そけいヘルニアの気がするなぁ〜との見解。

腹部超音波検査でしっかり診てみましょう、と、別の部屋に通されました。

腹部超音波検査

仰向けだと分からないから、今回も診断がつかないかも知れない・・という不安でしたが、

「立った状態が一番しこりが分かりやすいなら、その状態でやりましょう」

と言ってくださり、いつも私がしこりを確認する体勢で腹部超音波検査。その後仰向けでも検査をして、本当に丁寧に、10分以上検査していました。

ヌック管水腫 総合病院の消化器外科受診その2 病名確定

検査から1週間後、結果を聞きに再度消化器外科へ。

病名確定

「ヌック管水腫」との診断が確定しました。

また、自然に小さくなったり、消滅はしないこと、ごく稀に悪性化することもあるので、切除する手術が望ましいという説明を受けました。

検査が丁寧だった実感と、インターネットで調べて、もしかしたらヌック管水腫かも?と頭にあったのもあり、その場でこの病院で手術を受けることを決めました。

入院・手術の予約

予約が混み合っていて、手術は約2ヶ月後に決定。

私が受診した総合病院では、ヌック管水腫の手術は3泊4日が一般的で

  1. 手術前日入院
  2. 手術
  3. 酸素マスクや尿カテーテルが取れ、一日様子見
  4. 退院
という流れでした。
私は当時小学四年生の息子がいて、4日間母がいないのは息子が辛いかな?と考え、手術当日入院をする2泊3日を選択しました。

ヌック管水腫 手術前検査

手術日の約1ヶ月前。
麻酔に耐えうる体かの検査や、入院中の説明のため病院へ。できれば家族同伴で、とのことだったので、夫と一緒に行きました。

全身麻酔のため、様々な検査

血液検査や肺活量の検査、歯科検診まであり、入院も手術も初めての私は、ただただびっくり。

歯科検診は、口腔内の状態が悪いと、全身麻酔の際に口腔内の細菌が肺に入って肺炎になったりとリスクが高まるので、事前に虫歯など口腔内のチェックをするそうです。

入院に際しての説明

あとは入院の際の持ち物や、入院する部屋を大部屋にするか個室にするか、パジャマはレンタルするか、などを書類に記載しました。

この後は、入院日まで通院の必要なし。

当時の私の気持ち

確かに通院したとして、手術以外の治療はないし、痛みもないし、やる事はないのですが、私としては入院って大事件だったので、これから1ヶ月も受診しないで大丈夫なの〜?!という気持ちでした。

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