節約するには何から始めたらいい?
格安スマホに替えたり、保険を見直したりする事でしょうか?
もちろん、そのような固定費(毎月必ずかかる費用)を見直す事も必要です。
ですが、まずは、家計の全体像を把握することが一番大切だと私は考えます。
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節約するには何から?家計の全体像とは?
例えば、身体の健康状態をチェックしようと思った時、まず思い浮かぶのは、健康診断や人間ドッグを受診することではないでしょうか?
全身の健康状態が分からない段階では、一体どこをどのようにケアすれば健康な身体に近づくのか分かりませんし、3kg痩せよう、とか、糖質オフがいいらしい、とか、部分的に良いと言われる事をやっても、それが自分の健康にとって本当に効果的な事なのかどうかは疑問です。
etoto
格安スマホ、確かに安いです。
でも、そういった限定的な節約術より、まずは、収入がいくらあって、支出は毎月どのくらいなのか?毎月はないけれど1年に1回支払いのある毎年のお金はいくらか?それら全て含めた、全体像を把握する事こそ、節約への一番の近道です。
etoto
読み進めながら、家計の全体像を記入できるシートを作成しました。よろしければご活用ください。
家計の全体像記入シート(PDF)
節約するには何から?収入を知る
収入は、いわゆる手取り金額、と言われる、実際に受け取る金額です。
夫が働き、妻は専業主婦の場合
夫だけが働いている場合は、夫の給与明細や給与振込口座の金額を確認します。
夫が主に働き、妻はパート収入の場合
パート収入は立派な収入です。ご自分の趣味やお子さんの塾代に充てている場合も、世帯収入として合算しましょう。パート収入が月々変動する場合、年間で一番少ない月をベースに考えます。
夫婦共働きの場合
夫は家賃と光熱費、妻は食費と日用品、のように家計の費用を分担してまかない、それぞれが残った給与をお小遣いや貯金に充てているというご家庭は要注意です。
家庭全体の収入や支出、貯蓄額が見えづらく、またお互い、相手が貯めているだろうと思って、浪費しがちです。
夫婦での合算収入がいくらになるのか、しっかりと把握しましょう。
節約するには何から?支出を知る
日々の暮らしで必要なお金のすべてが、支出です。
具体的には、【毎月のお金】【毎年のお金】【積立のお金】この三つに分けて、考えてみましょう!
- 毎月のお金…食費や光熱費など、毎月必ずかかる費用
- 毎年のお金…医療保険、生命保険、車があれば自動車保険や自動車税など年に1度かかる費用
- 積立のお金…旅行など、高額な出費が予想される費用
毎月のお金
食費や光熱費など、毎月必ずかかる費用です。
固定費(スマホ代など)と変動費(食費など)に分ける考え方もありますが、どちらにせよ毎月かかる費用なので、まとめてリストアップします。
- 家賃(住宅ローン)
- 光熱費(電気・ガス・水道)
- スマホ代
- 自宅インターネット回線
- お小遣い
- 食費
- 日用品
- クリーニング代
- 病院代
- ガソリン代
- 交際費(家族でのランチやお出かけ)
- 新聞代
毎年のお金
年間に1度、必ずある出費は【毎年のお金】として把握しましょう。
- 誕生日プレゼント(家族3人分)
- 帰省飛行機代
- NHK受信料
- 生命保険
- 医療保険
- 学資保険
- 固定資産税
- 自動車税
- 自動車保険
毎月かからないけれど、毎年かかるものは、【毎年のお金】としてリストアップしましょう。
積立のお金
最後は積立のお金です。
毎年はかからないけれど、いずれ費用が発生すると分かっているものはこちらに分類します。いつかお金が貯まったら行きたいと思っている海外旅行などもこちらの費用になります。
- 海外旅行(貯まり次第)
- 地震保険(5年に1度)
- 車検(2年に1度)
- 車のタイヤ代(5年に一度)
など、考えてみると、結構思い浮かぶかもしれません。
節約するには何から?まとめと次のステップ
ここまでで、まずは収入と支出それぞれの、全体像が把握できました。書き出してみるとこんなに支出の項目があるのか!とビックリしたかもしれません。また、あまり直視したくないなぁと思われたかもしれません。
でも大丈夫!
家計の全体像を把握できれば、節約と貯蓄が誰でも出来るようになります。
次は、支出を全て【毎月のお金】に変換する!という作業を行っていきましょう。